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上段対策基本のき 番外編「女性の上段」

上段対策の番外編。よく上段対策に関して女性に聞かれることがあります。

上段対策に関しては一般的なことを説明しますが、女性に関しては他にも以下のようなアドバイスもします。男の上段にも当てはまることですが特に女性に当てはまると思ってます。一部偏見がありますが。

 

1. そもそも女性の上段の特徴

私は男なのでズバリとは言えませんが、女性の上段と男性の上段は使う技の傾向が違う気がします。男性の上段は力があるので片手技が主体になってくるのに対して女性の上段は片手技を見せながら決め技は諸手技、特に相手の手元を浮かして、そこに諸手小手ってのが多いように見えます。特に実力差が出てくると、中段は負けたくないと面を守りがちなので、さらに小手が決まりやすい。ちなみに私は下手なので諸手小手は打ちません。よく小手が先に当たったような気がするのにそのまま返し面を打たれるオチが多いのでwww

2. 諸手技の弱点

上段の諸手技には弱点があります。上段からの諸手技は諸手面も諸手技もある意味ひっかけ技(フェイント技)です。また中段のフェイント技と少し違い、フェイントを入れる流れも一連の流れに組み込まれています。例えば上で言ったような諸手小手は右足で軽く蹴って、面に行くと見せかけて相手の手元を浮かせて、そこに足を入れ替えて諸手小手に行くのですが、ある意味これはこういう技で一連の流れが出来ています。

つまり何が言いたいのかというと、諸手技に行こうとしたら、途中で方向転換てのは難しいのです。まだフェイントの諸手小手行こうとしたら、手元が浮かなかったので面に行くことは出来ますが、フェイントの諸手面行こうとしたら手元が浮いたので小手に行くというのはほぼ無理です。

諸手面に行こうとした瞬間空気を読まず面に来られようなもんなら、フェイント気味に手を下げているので面がばっこし当たります。

 

3. 上段は右小手に対する技は無い

実は上段には右小手に対する技はありません。(無いことも無いんでしょうが一般的に)

この上段に対する右小手は別記事で是非書きたいので詳しくは割愛。

 

4. んで結局女性はどうするの??

私は女性の人には相手の諸手技を狙いなさいと言ってます。具体的には

①対峙していて困ったら右小手

>>右小手は中段に対する小手と同じような感覚で打てるので体を出しやすい。また潜り気味に打てるので反撃を食らいにくい

②中段に対して打つ感覚で右小手。①みたいな結果になっても良いので気持ち早めに。待ちすぎない。

>>相手が片手面の場合、こちらが潜るので面を打たれにくい。

>>相手が諸手小手、諸手面の場合、こちらが出ばな技になるので小手が当たるかもしれない。外しても相手がびっくりするので相手の技が潰れて反撃を受けにくい。

③とりあえず面を打つ。

>>上段から出ばな小手ってのは無いことも無いけどほぼ無いので面に対して返されることは無い

>>相手が何もしなければ、竹刀で受けられた形になってつばぜり合いになるだけ

>>相手が諸手技に行くタイミングで面を打てたら、出ばな面になる。特に相手が諸手面にいくタイミングで飛べたら、面が当たる。

>>相手が片手面の場合、そこはさすがに勝負。負けたら相手が一枚上手だったということなだけ。ただ先に飛べる分、相面の分は中段のほうが良い。

まとめると

・とりあえず困ったら右小手

・逆に左小手は狙わない

・とにかく待たない。機会で無くても良いので右小手(もしくは面)を打つ。

・先に飛べば相手が勝手に出ばなを用意してくれる(可能性がある)