竹を英語で言うと何でしょう。おそらく皆が「そんなもんバンブー(Bamboo)やろが」と言うでしょう。
もちろん間違いでは無いです。竹刀もバンブーソードです。
しかながら植物学的に言えば竹とバンブーは違うのです!!
ということで、ここではこれについて話をしたいと思います。
1. 竹と笹とバンブー
何を言ってんだと思うでしょう。良い日本語が見つかりませんが、イネ科の竹っぽいやつは竹と笹とバンブーに分けられます。
まず竹と笹の違い。
世間一般的に細くてパンダが咥えているのが笹。でかいのが竹。
これでほとんど間違いでは無いです。
ただし、実は笹のくせにデカいもの、竹のくせに小さいものがあったりします。
植物学的に竹と笹の違いは成長した時に葉鞘というタケノコの皮が落ちるか残るかで分類されます。落ちたら竹、残ってたら笹。
(左がタケ、右が笹 https://ww1.fukuoka-edu.ac.jp/~fukuhara/keitai/takesasa.html)
2. んじゃバンブーって??
タイトルの通り、んじゃバンブーって何やねんと思うでしょう。
バンブーと竹の違いは増え方です。難しい言い方をすると
竹: 地下茎を伸ばして増える
バンブー: 地下茎をほとんど伸ばさない
当たり前ですが地下茎って何やねんと思うでしょう。
竹は実はばらばらに見えて地下で地下茎というのでつながって個体を増やしています。竹は非常に成長が早く3-5年ほどで立派な大きさになりますが、大きな個体から栄養を地下茎を通して栄養を送れることが成長が早い理由の一つです。
https://www.rinya.maff.go.jp/j/tokuyou/take/seisitu.html
んじゃバンブーは??
バンブーは下みたいに地下茎がほとんど無いものを言います。
http://www.dkakd107.sakura.ne.jp/D12.html
よく分からないと思いますが、バンブーてのは東南アジアとかに生えてる、一か所で笹みたいなんがわっさーて生えてるやつのことです。(多分イメージつかない・・・)
*おまけ
地下茎の話をしましたが、竹林というのは京都とかで見ると良い景観に見えますが、実は災害面で言うとあんまりよろしく無いものです。
というのも竹は地下茎というもので個体を増やしていきますが、この地下茎というのはそのへんの木と違って深く根差さず、地下の浅いところを這うように広がります。
大雨が降った際、地下茎はそこの土を止めることができず、地下茎ごと流れてしまうので通常よりも大きな災害につながってしまうのです。